(4) 専門研究委員会の紹介~研究テーマ~

❶委員会の構成

専門研究委員会 委員長  内山陽子(2021年4月より。それまで、代表が代行)
   《研究部門》           《部門チーフ》                 メンバー
A. 脳の発達阻害部門         主幹研究員    原口剛
B. 視聴覚の発達阻害部門       主幹研究員    ウッド一美
C. 睡眠・運動器その他の健康部門   専門研究委員長  内山陽子
D. 乳幼児部門             主幹研究員    矢野さと子
E. ネット依存部門           副代表     本間史祥 
F. 対策と取り組み調査部門       副代表     本間史祥
G. セキュリティー部門          
H. いじめ・ネットいじめ・生活指導部門 代表      大谷良光
I. ネット被害部門
J. その他部門部門


❷専門研究員の募集中について

 

研究委員会 各部門専門研究員の募集について

 

                         ネットリスク研 代表 大谷良光

 

研究委員会 委員長 内山陽子

 

この度、子どもたちをネットリスクから守る活動に一緒に取り組んでくださる方を広く全国から『専門研究員』として募集することとなりました。

 

専門研究員に応募される方(規約第5条会員(1)専門研究員)は、下記の各部門研究

 

テーマ等を参考に希望する部門を選択してください。(部門は複数でも可)

 

さらに、自らが希望部門で深めたい課題を提示し、申し込みください。自ら深めたい課題は、チーフの提案する研究課題と異なってもかまいません。各部門で話し合い、必要に応じて絞り込み、共同で教材開発と学習会を行います。

 

  なお、会議・学習会は主にメールやテレビ会議で行い、必要な調査や専門家の訪問等をメンバーで行います。また、年に何回か研究委員会全体会議を開催し、各部門からの報告を行い、全体で学ぶことも予定しています。そして、これらの成果を、研究誌:インターネット誌年報「子どものネットリスク教育研究」に掲載します。

 

専門研究員は、「入会の条件(特典と義務)」細則1により、単に情報を得るのみの方の参加はお断りしています。あくまでも研究員ですので、自らも課題を提起し、共に学び合うことをお願いします。そして、部門として開発した教材は、部門メンバーの共同著作権を得ます。

 

 本委員会は、THInetの内容・教材開発委員会の活動と、また、伊藤賢一(群馬大社会情報学部教授・研究誌編集委員会委員長)による、2020年度から開始する科学研究費基盤研究B「不健全なインターネット利用により顕在化した健康被害の実態調査と啓発プログラム開発」と連携して行います。

 

 

 

 さらに、多くのネットアドバイザーや教員の方が、実践的研究者として力量を形成することをもう一つのねらいとしています。それは、啓発者は研究者であることが望ましいと考えているからです。

 

啓発者は、まず、すでに開発されている教材をベースに講演や出前授業を行い、その中に問題や課題を見いだし、自ら各要素を調べ、オリジナルな教材開発を目指します。その根拠は、ネット健康被害ならば医学的な面と、教育的な面、社会学的な面、心理学的な面等からの考察が必要になってきます。研究者になるための基礎的教育を大学や大学院で学ぶのでなく、啓発活動の教材を共同で開発することを通して、また、それを論文化することにより客観的にしていく過程で形成しようと考えています。

 

意欲のある多数の方の参加をお待ちしております。

 

       

 

*部門は、A部門からJ部門まで10部門を予定していますが、当面チーフが確定した7部門で募集を開始します。メンバーが、チーフを含め3名以上集まった部門から活動を開始します。

 

 *教材開発の対象の名称ですが、ネットリスク研は、部門と呼びますが、連携団体であるTHInetは、分野と呼び、第1分野から第8分野まで、設定しています。領域内容の括りは、基本的に同じです。 

 


❸各研究部門の研究テーマ・シラバス ver.1.0 2020.4.20

 

各部門 研究テーマ シラバス    2020.04.20 

 

A部問

脳の発達阻害

チーフ

原口 剛(主幹研究員、THInet開発委員会第2分野チーフ)

研究テーマ

子供の脳の発達の基礎的な知識の習得とネット・ゲームの長時間使用が脳の発達に与える影響について情報収集と研究を行う。

研究課題

◯脳の構造の基礎知識

脳の構造とは、脳はどのように発達するか、脳が発達するとはどのようなことか、子供の脳の発達に必要なことは何かなど、子どもにもわかるような脳についての説明方法を研究する。・脳の構造 ・脳はどのように成長するか ・子ども期における脳の発達課題 など

◯ネット・ゲームの長時間使用は脳にどのような影響を与えるか

東北大学川島教授や久里浜医療センターの樋口院長など多くの医療関係者や脳科学者の資料から、ネットやゲームの長時間化が脳の発達にどのように影響するか、を子どもにどのように教えるかを研究する。・学力への影響・言語発達への影響・ネット依存者の脳 ・ゲームと暴力の関係性 など

◯情報過多社会と人間の脳

情報過多社会の中で人間の脳は多大なストレスにさらされている。情報化社会が人間の脳にどのような影響を与えるのかを研究し、対処の方法についても考える。

・情報過多と脳疲労 ・デフォルトモードネットワークの効用 など

◯現代の生活習慣と脳発達

睡眠不足や食生活の偏りなど現代人が陥っている生活が脳の発達にどのように影響するかも研究対象としたい。・睡眠が脳の発達に与える影響 ・朝食抜きなどの食生活と脳の関係 ・運動不足や肥満の問題と脳・直接的会話が脳の発達に与える影響 

・乳幼児期の親子のふれあいと脳の発達

上記の課題を念頭に置きながら、チーフとしては、「脳の基礎構造と脳の発達を抑え、ネットやゲームの長時間使用が脳の発達を阻害している事をどう子どもに伝えるか」に焦点を当てて教材化したいと考えています。

メッセージ

私たちは脳の専門家ではありません。しかしながら、脳科学者たちの成果を一般の人間や子どもたちに平易な言葉で語りかける必要を感じています。子どもの脳の発達に大切なものは何か、ネットやゲームの長時間化が子どもの脳の発達にどう影響するか、わかりやすく伝えるために情報収集と資料作りに参加願います。専門家への質問ができる勉強会の開催も検討したいと思います。

メンバー

 

 

 

 

 

 

B.部門

視聴覚の発達阻害

チーフ

ウッド 一美(主幹研究員、THInet開発委員会副委員長)

研究テーマ

スマホ・ネット長時間による聴覚及び視覚機能への影響を調べる

研究課題

〈視覚〉

・スマホの使用開始年齢と両眼視異常(チトマスステレオテスト等による)検査を用い、関係性を調べる

・上記に関連して、スマホの使用開始年齢と両眼視異常の検査と運動能力(体力テストによる)調査を行い、関係性を調べる

・強度近視に関するPPシートを作る

〈聴覚〉

・騒音性難聴についての仕組み、どのくらいでなるのか、年齢との関係を明らかにする

・騒音性難聴を子どもたちや保護者、先生等へ伝えるためのPPシートを作る

メッセージ

視覚や聴覚への影響は、治らないものも含まれており、ならないための予防の啓発が必要とされています。少しでも早く多くの方へその事実を知らせるためにも、確かな研究素材を作っていくことが求められています。その一端を担って頂ける方のご参加をお待ちしております。

メンバー

 

 

 

 

C部門

睡眠・運動器その他の健康

チーフ

内山 陽子(副代表、専門委員会委員長、青森県立特別支援学校養護教諭)

研究テーマ

スマホやネットの長時間使用により、生活リズムが乱れ、子どもたちにさまざまな心身の不調を引き起こしている現状がある。

ここでは、睡眠と運動器の側面から、成長発育のspurtにある子どもにとって、睡眠不足や運動不足等から生じる心身への悪影響を明らかにし、睡眠や運動器の発育に関する正しい知識の習得及び健康で快適な生活を送るための啓発教材について研究する。

研究課題

〈睡眠分野〉

・啓発対象者ごとに、睡眠に関する正しい知識の習得を目指したPPシート及び睡眠の質を高めるための行動変容を目指したワークシートや資料を作成する。また、指導者用シナリオを作成する。

 啓発対象…①乳幼児や就学前の子育てをする母親へ向けて

      ②小学校低学年・中学年・高学年の児童と保護者へ向けて

      ③中学生へ向けて   ④高校生へ向けて

・「眠育」について先駆的な取り組みをしている自治体の報告から、成果と課題を把握し、啓発教材の開発に活かす。

〈運動器その他の分野〉

・スマホ・ネットの長時間使用と運動習慣、運動器の衰え等に関する先行研究を調査し、健康被害や臨床症状を明らかにする。

・運動不足から生じる子どもたちの体力・運動能力の低下の現状について、新体力テスト等の客観的指標から明らかにする。

・電磁波の健康影響に関して講師を招聘し勉強会を開催し、基本的事項について、PPシートを作成する。

メッセージ

 「睡眠分野」監修者の宮崎総一郎氏(日本睡眠教育機構理事長)は、「睡眠学」という新しい学問体系が日本学術会議で提唱されたのは、2002年とつい最近のこと。脳や身体の成長期にある子どもにとって、睡眠不足が招くダメージは大人以上に深刻である。」と述べております。睡眠改善のための啓発、指導者養成という立場から、御指導を受けることができます。

 また、体力低下や運動器の衰え等については、スマホやネットの長時間使用により直接的・間接的に発生する健康被害を探ります。

これらの予防教育・啓発教材の開発に、一緒に取り組んでくださる方を広く募集します。取り組んでみたいどちらか一方でもOKです。

メンバー

成田弘子

 

 

 

D.部門

乳幼児の保護者啓発

チーフ

矢野さと子(主幹研究員、子どもとメディア関東事務局長)

研究テーマ

 未定  6月以降 提案予定

 

研究課題

 

 

メッセージ

 

 

メンバー

 

 

 

 

 

E部門

ネット依存

チーフ

本間史祥(筆頭副代表、青森県公立中学校教諭)

研究テーマ

ネット依存の問題について、精神的・身体的な問題だけではなく、社会学的な問題に目を向けて研究する部門

研究課題

・ネット依存の事例から、依存者に発生する問題や依存しやすい社会的な背景について調査する。

・ネット依存を社会学的な視点から俯瞰し、それをどうわかりやすく、子どもや保護者に伝えていくか、教材を開発する。

メッセージ

依存症と“生きづらさ”との関連は明らかになりつつあり、依存者自身へのカウンセリングや対処療法も必要ですが、依存者を生み出さない社会づくりも求められています。ネット依存に陥らない社会づくりを目指し、様々なデータから、ネット依存に陥る社会的背景や要因を分析し、世論に訴えていくことも私たち啓発者には必要な活動です。

また、ネット依存をより多くの人に知ってもらうために、どうわかりやすく伝えていくか、よりよい教材を作っていくことが当面の研究テーマです。

メンバー

 

伊藤賢一

 

 

F部門

対策と取り組み調査

チーフ

本間 史祥

研究テーマ

ネット長時間による健康被害問題、ネット依存に対する対策や取り組みについて研究する部門です。

研究課題

・公表している自治体の対策についての調査・研究

・条例制定をした先駆的な取り組みをしている自治体の調査・研究

・健康被害及びネット依存の効果的な予防的アプローチ(学校教育・社会教育)についての研究

・他の依存症から学ぶ取り組みの研究

・発達段階を踏まえた取り組みの方法論の研究

メッセージ

本問題について、いかに対象者(子ども・保護者)の自覚を促していくことができるかが最大のテーマです。さらに子どもの場合は、自分たちの体と心は自分たちで守るというボトムアップ活動を作っていくかがキーポイントになります。

また、薬物・アルコール・ギャンブルなどの依存症は、法整備が整いつつありますが、ネット依存症は法整備が進んでいません。法整備も含めて、自治体や地域として、どのような取り組みを行うかを研究することもテーマです。

メンバー

伊藤理恵

G.部門

セキュリティー

チーフ

 

研究テーマ

 

研究課題

 

 

 

 

 

H.部門

ネットいじめ・いじめ・生活指導

チーフ

予定・大谷良光(代表委員・青森大学客員教授)

研究テーマ

  未定  応募者と相談

研究課題

 

 

I.部門

ネット被害(有害情報系)

チーフ

 

研究テーマ

 

研究課題

 

 

J.部門

その他の部門

チーフ

 

研究テーマ

 

研究課題

 

 

 

     

 


❹ 研究員への応募方法

(1)すでに会員の場合

 現在、ニュース読者や支部会員の方は、下記メールアドレスに、下記フォーマットで記載され、送付下さい。折り返し、委員会より連絡させていただきます。

 ①氏名 ②所属の啓発団体名または勤務先 ③住所:都道府県・市町村名 ④連絡先:メールアドレス(添付ファイルが送れるアドレス)  ⑤希望する部門(複数可能)

 

(2)新しく入会し、専門研究員になる場合

 まず入会手続きが必要です。規約と細則1(入会の条件・特典と義務)をお読みいただき、ご賛同いただけましたら、下記フォーマットで記載され、送付下さい。折り返し、委員会より連絡させていただきます。

 ①氏名 ②所属の啓発団体名または勤務先 ③住所:都道府県・市町村名 ④連絡先:メールアドレス(添付ファイルが送れるアドレス)  ⑤希望する部門(複数可能) ⑥推薦または紹介会員(おりましたら)

 

(3)送付メールアドレス お手数ですが、アドレスをコピーされ、必要事項を記載され送信願います。

  kodomo.netrisk@gmail.com