研究会代表の大谷です。Webをご覧くださりありがとうございます。

 本研究会は、私が弘前大学在職中から開始したネット被害から子どもを守るための緊急対応教育としての「ネットリスク教育」を対象とし、カリキュラム・プログラムの開発とそれに基づく啓発活動を行っています。啓発活動は、主に青森県でしたが、弘大退職後(2014.3)の現在は東北地区、関東圏、全国でも実施しています。カリキュラム開発研究は、2015年度より「ネットの長時間に使用による健康被害・デジタル認知障害・ネット依存」を重点として進めています

 研究会会員は、青森県在住の研究者と弘大ネットパトロール隊のOBが主でしたが、現在各地で活動されているネットアドバイザ等啓発活動を進めておられる方が入会され、ともに学びあっています。     

  啓発活動での焦眉の課題は、ネットリスクについて科学的に語れるネットアドバイザーの養成とそのためのシステムの確立です。学校を教師をサポートできる体制を省庁を横断して構築し、子ども、保護者への啓発活動を強めることが急務です。ネット問題は、スマホの普及により子どもも大人も「新・生活習慣病」の状況を呈しています。これらの問題に関心のある方、是非入会されともに研究、啓発活動を進めませんか。(2016.5)